WordPressからAstro+Notionへ移行することにした理由|0が0ではなかった

2026-07-05

私たちはこれまで、ローカル環境のWordPressをSimply Staticで静的化し、Cloudflareへ公開する方法でサイトを運営していました。

しかし、実際に複数人で記事を更新していくと、編集環境の共有が難しい、余白の調整が分かりにくい、編集画面と公開後の表示が一致しないといった問題が出てきました。

そこで、WordPressの資産がまだ少ないうちに、Astro+Notionを使った構成へ移行することにしました。

この記事では、私たちが従来の構成で困った点と、WordPressから移行することにした理由を紹介します。

これまでのサイト構成

使用した技術

この構成を選んだ理由

Webゲームを公開する場所としてホームページを作成することにしました。

Webサイト制作の経験は、学生時代の課題でHTMLを直接書いたことと、WordPressを少し触ったことだけでした。 HTMLを一から書いてサイトを作るのはハードルが高いと感じたため、WordPressを使用することにしました。

セキュリティ面が心配だったのでローカル(自分のPC)にWordPressを入れて、プラグインのSimply Staticで静的サイトにした後、Cloudflareにアップロードして公開する形にしました。

問題点

ローカルWordPressでは複数人で編集しにくい

ローカルに入れたWordPressで作成しているのでWordPressを構築したPCでしか編集できないため、実質的に管理者1人を経由しなければ記事を公開できませんでした。

ゲーム紹介だけを更新するなら、この運用でも大きな問題はありませんでした。

しかし、メンバーがそれぞれ技術記事や感想記事を書くようになると、記事を書くたびにWordPressを構築したPCの持ち主を経由しなければなりません。

本来なら記事を書きたい人だけ動けばよいのに、記事の作成や公開のために、そのPCの管理者まで作業しなければなりません。あまりにも無駄です。

0が0じゃない

WordPressのブロックエディターでは、余白の目盛りが左端にあっても、初期値として余白が設定されている場合があります。

この「環境」と書かれた見出しを見てください。

パディングの目盛りは左端だが、上下に余白がある
パディングの目盛りは左端だが、上下に余白がある

パディングの目盛りは、左端にあります。普通に見れば、余白は設定されていないように見えます。

しかし、見出しの上下には明らかに余白があります。

試しに、すでに左端にあるパディングの目盛りをもう一度左端へ動かしてみます。

パディングの目盛りは左端で、上下に余白はない
パディングの目盛りは左端で、上下に余白はない

目盛りの位置は変わっていないのに余白だけが消えました。

最初から目盛りが左端にあったため、パディングは設定されていないと思っていました。

しかし、実際にはデフォルトの余白が残っており、目盛りをもう一度左端へ動かすことで初めて余白が消えました。

左端にあるのに、まだ0ではなかったようです。

謎の空白

パディングとマージンを0にしても各要素の間に空白が存在しています。

マージンに0が設定されている。見た目にはマージンが存在する。
マージンに0が設定されている。見た目にはマージンが存在する。

今回使用していた見出しブロックでは、marginpaddingとは別にgapが設定されていました。 追加CSSにgap: 0;を書けば空白は消えます。消えますが、余白を消したいだけなのに、なぜCSSまで書かされているのでしょうか。

gap:0を書いたことで余計な空白がなくなっている。
gap:0を書いたことで余計な空白がなくなっている。

編集画面と公開後の表示が一致しない

WordPressは編集画面の真ん中に作成したものを見ながら作業できます。 しかし、その画面に映っているものは完成品とは少しだけ違います。

例えば、追加CSSやテーマのstyle.cssへ装飾を追加しても、今回使用していた編集画面にはそのまま反映されませんでした。

表示を確認するには、そのたびに別タブでプレビューを開く必要があります。

テーマのstyle.css

/* カラムの余計な余白を削除 */
.wp-block-columns{
    gap: 0;
}

編集画面

編集画面でのプレビュー。見出しと下の要素に間が空いている。
編集画面でのプレビュー。見出しと下の要素に間が空いている。

別タブでプレビュー

別タブでのプレビュー。見出しと下の要素に間が詰まっている。
別タブでのプレビュー。見出しと下の要素に間が詰まっている。

gapを0にしたので見出しの下の要素が詰められているのがわかります。

なぜWordPressを使うのか

ここまでWordPressと格闘して、ようやく一つの疑問が浮かびました。

そもそも、なぜ私たちはWordPressを使っているのでしょうか。

長年蓄積した記事があるわけでもありません。WordPress専用のプラグインを大量に使っているわけでもありません。テーマを細かく作り込んだわけでもありません。

失うWordPress資産がほとんどないのに、WordPressを使い続ける理由も特にありませんでした。

それなら、今の運用に合う別の仕組みへ移行した方がよいのではないかと考えました。

WordPressからの脱却

余白と格闘し、プレビューを何度も開き、記事を公開するたびに管理者を呼び出す生活から脱却することにしました。

活動日報やTipsをNotionでまとめて管理していたのでNotionを活用したいと考えました。 調べたところ、Notionの情報をAstroでホームページ化することができそうなのでこの二つを使ってホームページを移行することにしました。

後日、WordPressからAstro+Notionへ実際に移行した手順や、移行後に便利になった点、逆に困った点も記事にする予定です。

WordPressには余白で負けましたが、次はAstroとNotionに負けないように頑張ります。乞うご期待。

2026/7/12 追記 Astro+Notionへの移行記事公開しました! https://the-unmaintainables.com/10009/

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